先天性鼻涙管閉塞症
涙は上まぶたで作られ目頭にある小さな穴より吸い込まれ細い管を通って鼻の奥に流れます。先天性鼻涙管閉塞管症は主に鼻への出口に膜が残り通水障害を起こした状態です。水を通して逆流すれば診断がつきます。
生後1~2週から始まる再燃を繰り返す流涙、眼脂を主症状として来院します。生後6か月頃までは涙嚢マッサージで自然治癒することもありますが、細い管で膜を突破すると1~2週間でほとんど治癒させる事が出来るので積極的におこなっています。最初の開放後、放置しておくと再閉塞する例があるので、スムーズな通水が確保されるまで通院が必要です。