多焦点眼内レンズを用いた白内障手術

イナガキ眼科が平成30年7月1日より先進医療認定施設になり、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術が 先進医療保険を用いて行うことが出来るようになりました。


単焦点眼内レンズとプレミアム(多焦点)眼内レンズについて

❶ 通常の眼内レンズの白内障手術 (保険診療)
通常の白内障手術は一定の距離に焦点を合わせた単焦点眼内レンズを使用します。 術前に日常生活の中で一番見たい距離(近く・中間・遠く)を選び眼内レンズの度数を決めます。選んだ距離以外を見るときには眼鏡が必要となります。

❷ 多焦点眼内レンズの白内障手術 
レンズの種類によりますが、遠方に加えて、近方または中間が見えるレンズです。 個人差はありますが、見え方に慣れるまで数か月かかることもあります。 術後に眼鏡をかける頻度が少なくなり、眼鏡をかけなくて済む場合もあります。 これは、全ての方に保証される訳ではなく、手術結果は眼の状態、瞳孔の大きさや 乱視の程度によって異なります。

【当院で採用している先進医療保険が使用できる多焦点眼内レンズの一覧】

名称 レストア アクティブ
フォーカス
テクニスマルチ シンフォニー
レンズ外観
先進医療適応
金額 40万 40万 40万 40万
乱視矯正 -
着色 -
焦点の特性 遠方・近方 遠方・中間 遠方・中間・近方 遠方~中間
(連続的)
遠方の見え方
近見の焦点距離 40cm 50cm 30cm 40cm 50cmから選択 67cm
読書・新聞
パソコン
スマホ
夜間運転
ハロー・グレア 少ない 少ない

❸ 多焦点眼内レンズが不向きな方
夜間の運転を職業とされるドライバーや日常生活において夜間運転の機会が多い方 (多焦点眼内レンズは単焦点に比べて光を見た場合にやや眩しく感じるため) 片眼に眼内レンズが移植されている方 多焦点眼内レンズ挿入には、十分な眼疾患の検査が必要です。 白内障以外の眼疾患を合併している場合 例えば瞳孔異常がある方、緑内障による視野障害のある方、網膜硝子体疾患のある方、角膜混濁のある方、屈折矯正手術(LASIKなど)を受けられている方は適応とならない場合が多いです。 今までの日常生活において眼鏡を使用する事に不便は感じないと思っている方は、高額な多焦点眼内レンズの選択をされなくても通常の単焦点眼内レンズ(保険診療)でよろしいと思います。

❹ 先進医療とは
 新しい医療技術の出現・患者ニーズの多様化に対応するために、一般保険診療の医療水準を超えた最新の先進技術として厚生労働省が認可した医療機関のみが実施できる、有効かつ安全で高度な新しい医療行為のことをいいます。 

❺ 先進医療施設での多焦点眼内レンズを使用した白内障手術について
当院は厚生労働省認定、先進医療施設です。先進医療施設では多焦点眼内レンズを使用した白内障手術を手術代は自費診療(イナガキ眼科では40万円)ですが、術前後の診察・検査・薬代は保険診療で行うことが出来ます。 また、民間の先進医療保険特約に加入されていますと、保険会社から自費診療の手術代が給付されますので、経済的負担が軽減されます。先進医療保険特約にご加入されている方は保険会社にご確認ください。

レンズの種類 多焦点レンズ 単焦点レンズ
費用 先進医療保険対応可 保険診療
見え方のイメージ
見える範囲 広い 狭い
見える質 おおむね良い 良い
眼鏡 使用頻度を減らすことができます 必要
特徴
  • 夜間に光を強く感じたり、光がにじんで見えることがあります
  • 他の眼科疾患がある場合、多焦点レンズを選択できない場合があります
  • 焦点が遠方か近方の一箇所になります
  • 眼鏡が1本または2本必要になる場合があります
イナガキ眼科の白内障手術について